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RATOC RS-FWEC5X 奮闘記


iconicon 人柱の紫桜さんは、RATOCRS-FWEC5Xを買ってきた。
まぁ、内蔵用のIDEデバイスを外付けのIEEE1394デバイスに変換する優れものなんですけども。
これに紫桜さんの周りで流行っているHDDモバイルラックOWL-MR42を入れりゃー、パソコンの電源を落とさないでもHDDの交換ができるじゃん!うっひゃー便利ー!!と騒いでいたのですよ。
で、まぁ、問題は、OWL-MR42で使えるのか??っつー事と、奥行き足り無くない??っつー事でしたので、人柱の紫桜さんは買ってきました。
1万2千円くらいしたよ、高いよ。
これだったら、Logitecとかから出ている、IEEE1394外付けCD-Rとかを1万6千円くらいで買って、中身だけ交換の方が良い気がする(笑)。
まぁ、紫桜さんこれ以上CD-Rドライブなんて要らないですけど(^^;。


箱に思いっきり『HDDリムーバブルケースは使用できません』と書いてあるんですが?(^^;
HPには、そんな表記無かったのになぁ〜。
まぁ、HDDリムーバブルラックも普通のIDE機器だよ。使用できない訳ないじゃん!!
って事で気にしないで買ってきました(笑)。

写真1
まず、奥行き。
OWL-MR42 ギリギリです。っつーか、ヤバイです(笑)。
収まるのには、収まるのですが
IDEケーブルが潰れてます(笑)。
まぁ、別にこのままでも使用できるだろうと、これまた気にしないで設置。
・・・・・。
に・・・認識しねぇー!!
何故だ!!

あ?
『マスターにしてください』だぁ?
Oh!No!
MR42 のカートリッジの中に入っているのは、全部スレーブですよ!
スレーブが世界標準なのですよ!
紫桜さんのもう一台のMR42も当然、スレーブに刺さってますよ。
と言う事で、ここで、マスターにしたら、他のMR42で使えませんよ。
クソですよ、まったく!!

っつーわけで、マスターにしたら認識。
・・・・あ!
ケーブルセレクト!今まで信用した事がないケーブルセレクト!このジャンパ設定ではどうよ?!
・・・・認識しました(笑)。
IDEのスレーブの方に刺してもちゃんと認識しました。
結構、使えるのね。ケーブルセレクト(^^;。

うん。
正常にファイルも読み込めるし。こりゃいいわ。
っつー訳で、これで快適HDDホットスワップ生活の開始!
って感じでして。
あ、そうだ!
HDBENCH でとりあえず、ベンチとっとかないとね(笑)。
ベンチ開始!!
・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
遅延書き込みデータの紛失
はぁ???
何事ですか??
げー
ドライブが認識しなくなってる?
何故???
RS-FWEC5X の電源入り切りで、またちゃんと認識。
再び、ベンチ。
遅延書き込みデータの紛失
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
(^^;;;;。

色々、試した結果、でかいファイルの書き込み時に認識しなくなってしまう様です。
HDBENCH も 100MB ではなく、10MB だと正常に取れます。

試しに500MBのファイルを用意しました。
RS-FWEC5X→内蔵HDD のコピーは問題なくできますが、
内蔵HDD→RS-FWEC5X のコピーはダメでした。ドライブが認識しなくなります。

書き込み時の処理の負荷に追いついていない感じでしょうか?
使えねぇー!

いや、待てよ。
この RS-FWEC5X は HDD との相性があるみたいな事を聞きましたな。
んでは、色々なHDDで試してみましょうや。

Western Digital WD800AB
最初に刺していたのは、こいつです。

他、4つを用意。
Maxtor D540X-4D080H4
Maxtor D540X-4K080H4
IBM DTLA-307045
Western Digital WD450AA

全部、ダメでした(^^;。

ああああああ(;_;)。

あ!IDEケーブルが潰れているからか?(笑)
と言う訳で、MR42を5cmほど、出っ張った状態にして、IDEケーブルが伸びている状態にしてみました。
・・・・・全滅です(^^;。

試しに、MR42ではなく、直接HDDをRS-FWEC5Xに搭載してみました。
正常です(笑)。 HDBENCH で 1000MB もOKです(^^;。
どのHDDでも正常動作です。

こ、これは、最初に書いた『HDDリムーバブルケースは使用できません』って事でしょうか?
いや、MR42使えないとこれ買った意味が無いのですが?(^^;

だとしたら、本気で使えないなぁ〜。
いやいや、まだ紫桜さんは諦めませんよ!

リムーバブルラックも普通のIDE機器です。使えないわけがないじゃないですか!!
RS-FWEC5Xに直接HDDを搭載した場合と、MR42に搭載した場合の違いは何か?

RS-FWEC5Xに直接の場合
IEEE1394→IDE変換→HDD

MR42に搭載の場合
IEEE1394→IDE変換→MR42→HDD

あああ、これ考えたら、普通にダメなのは、MR42って答えが出るじゃん!(笑)

次に電源。
書き込み時に電圧が足りずに、認識が切れてしまうのか・・・等も考えましたが、MR42ごときで、電圧が足りなくなる様だったら、CD-Rドライブなんか搭載できねぇだろう?
まぁ、MR42に問題は無いって事にして・・・次に出る答えが、HDDまでのIDEケーブルが長くなるって事ですかね。
IDEケーブルにノイズがのって、この様な事態を引き起こしているといたら、これで改善できるかも!

写真2 っつー事で、RS-FWEC5Xにもともと付いているIDEケーブルにアルミ箔を巻いてみた。
ついでに、ノイズを発生しそうなMR42のファンを外した。
これでどうよ??

・・・・・・。
行ける!!
行けてるじゃん!!

HDBENCHの1000MB もOKですよ!
ひゃほー!!
答えは簡単だったのね!
RS-FWEC5Xにもともと付いているIDEケーブルがダメって事ですわ。
いや、最初に、MR42を無理矢理押し込めて、ケーブル潰れた状態にしたのが行けないっつーのもあるかも知れないのですが(笑)。
後、個体差も有るでしょうね(^^;。

これで、一応使用できる様にはなったのですが
さすがにあそこまで不安定な様子だったケーブルをそのままに使うのは忍びないので
別途シングルドライブ用のIDEケーブルを購入。

先ほど、挙げたHDDで全部検証してみたけど
HDBENCH 1000MB を繰り返し5回連続OKでした。
もちろん、ファイルコピー等全てOKでした。
うへへへへ。

写真3 ケーブルをちょっと長い物に変えたので、IDEケーブルを潰さない様にMR42を搭載可能になりました。
もちろん、アルミ箔なんかも巻かないでOKです。

でもやっぱり、データの書き込みにこいつを使うのは恐いので
データを移動する時は、内蔵IDEに積んでいるMR42を使う事にします。

こっちは、データを見る様に・・・・と。

まぁ色々ありましたけど、とりあえず、買って損だったと言う結末にならないで良かったですよ(^^;。

これから、RS-FWEC5Xを買おうとしている人
HDDモバイルラックを使用しようとしているのであれば、オススメはしません(^^;。

ま、これはRATOCもサポートしてない使い方って事ですしねぇ。

以上。
人柱レポート終わりです。


追記 その後の使用レポート
って、訳で使用レポートです。
IDEのケーブルを交換してから、全く問題はないです。
速度も思ったより速く、あまり内蔵IDEとの差は感じられません。
IEEE1394→IDEの変換チップが結構高速なんですね。この製品。
RS-FWEC5Xに刺したHDDのフォーマットも問題なくできますし、
内蔵IDE→RS-FWEC5Xの80GB丸々コピーもOKでした。
最初の不安定が嘘の様に改善されました。

書き忘れてましたが、IEEE1394ケーブルもRS-FWEC5X添付の物から市販の物に交換しました。
添付のケーブルでもOKだったのですが、不安だったので(笑)。

バスパワーの制御出来ていないので、ケーブルをRS-FWEC5Xから抜かないと安全にHDD交換は出来ないんですが
それでも、PCの電源を落とさずにHDD交換ができる環境が手に入った訳です。
良かった。良かった。


 
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