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MML2MID その1


 紫桜さんは、MML2MID というソフトで使ってます。
 その上で、これは使える!!と言うテクニックまがいな事を書いていくコーナーです(笑)。
 #MML2MID に特化した内容ではない気もしますが。

 何の為か?
 それは、紫桜さん自身が忘れても大丈夫な様に!!
 これです(笑)。

 まぁ、自分自身のメモ帳が他の人にも役に立つ可能性もあるので。

 第1回
 パッチっぽい事をやろう!!

 って事で、一つのパートに何個かの音色を重ねたいと思います。
 例えば、「グランドピアノの音に、エレピの音も重ねた〜い。」というような時
 があると思います。いえ、あります。あるんです!

MU128  え〜、では、紫桜さん愛用の YAMAHA MU128 を例にして行きましょう。
 普通に何も考えないのであれば

A C01 @0
B C02 @5
AB cdefgab

 これで、ドレミファソラシと2音重なって鳴ります。
 #通常、他にもボリューム等定義するモノがあるが、ここでは割愛させて頂きます。
 しかし、これでは、4音色とか重ねたら 16チャンネルなんてすぐに使い切ってしまいますし
 なにより、トラックが勿体ないです(笑)。

 って事で、「Receive ch」を使う事にします。
 MU128 は、64ch もせっかく使えるのですから、これを活用しない手はないです。
 しかし、紫桜さんの様に、MU128 には、MIDIポート1個しか繋げてないよー。
 って人も多いかと思います。
 しかも、64ch 使うにはシリアル接続しか出来ないので、MIDIで繋いでいる人は
 AポートとBポートしか使えないですし。

 ここの例としては、まずトラックXでCh16をダミーとして使います。
 そして裏のポートのチャンネルに使いたい音色を重ねていくと言う方式です。
 ちなみに、「Receive ch」は、EDIT→OTHERSです。
 MML の例を書いてみましょう。

A C01 @0

 まず、親となるチャンネルで音色等の定義をしておきます。

X C16
X EX x43,x10,x4c,x08,16,x04,15,xf7

音色定義  これで、BのCh01をAのCh16と一緒に連動する様になりました。
 そこで音色等の定義をします。

X @5

 これで、BのCh01とAのCh16の音色がプログラムナンバー006のエレピ2になりました。
 BのCh01の音色を変えたので、BのCh01をAのCh01(親チャンネル)と連動するようにします。

一緒に鳴ります X EX x43,x10,x4c,x08,16,x04,00,xf7

 これで、AのCh01にNote情報を送れば、一緒にBのCh01のエレピが鳴ってくれるので
 2音重なってなります。

 つまり、子となるチャンネルの音色等の定義の為に一時的にCh16に割り当てて
 音色等の定義が終わったら、親チャンネルに割り当てる様にしてるだけです。

 全ての割り当てが終わったら、Ch16は普通に使えますので安心して下さい(笑)。
 この例では、2音でしたが、続けて設定を行っていけば、5音だろうが10音だろうが
 チャンネルが許す限り重ねられます。

 注意としては、最初に親チャンネルの設定をしておかないと
 割り当て終わってから、親チャンネルの音色を変えたら、全部の子チャンネルの音色も変わってしまいます(笑)。


 もっと分かりやすい様に、変数を使って
 MU128/1000/2000 用のMMLを置いておきます。

 これは、パッチは4音専用です。
 Aポートのch1をBCDのch1を使って重ねる用にしてます。

X C16
AX Z{z255 = 1} ; 親チャンネル
A Cz255
A 音色やボリューム、エフェクト、EG、EQ等の設定
X Z{z254 = z255+16} ; 子チャンネル
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,C-1,xf7
X 音色やボリューム、エフェクト、EG、EQ等の設定
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,z255-1,xf7

X Z{z254 = z255+32} ; 子チャンネル
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,C-1,xf7
X s 音色やボリューム、エフェクト、EG、EQ等の設定
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,z255-1,xf7

X Z{z254 = z255+48} ; 子チャンネル
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,C-1,xf7
X s 音色やボリューム、エフェクト、EG、EQ等の設定
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,z255-1,xf7

BX Z{z255 = 2} ; 親チャンネル
B Cz255
B 音色やボリューム、エフェクト、EG、EQ等の設定
X Z{z254 = z255+16} ; 子チャンネル
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,C-1,xf7
X s 音色やボリューム、エフェクト、EG、EQ等の設定
X EX x43,x10,x4c,x08,z254-1,x04,z255-1,xf7





 これを使えば、かなり簡単に設定できると思います。
 まぁ、適度に休符を置いた方が良いと思うけどね(笑)。
 エクスクルーシブの部分はマクロ化した方がMML的には見やすくなると思いますが
 それは各自でどうぞ。

 曲中にPAN変更をしないのであれば、音色ごとにPANの設定をしてもいいと思うし。
 インサーションエフェクトの設定もOKだし。
 1オクターブ、この音色だけあげた〜いって時は、NoteSfit使えばいい。

 こうして作ったパッチは、MML なので、コピペで他の曲に活かす事も可能ですし。
 #チャンネルの設定変更は必要になるかと思いますが、変数なので楽だと思う。

 これで、AポートにしかMIDI繋げていなくても、裏のポートが使えて
 チャンネル64を活かせます。
 しかし、あまりやりすぎると、128音なんてあっという間に使い切ってしまいます(^^;。

 ちなみに、もちろん、SC-88Proなど32チャンネル以上の音源でも使用可能なテクニックですが、
 ここで例に挙げたエクスクルーシブは、MU 用なので使いたい人は自分で調べて下さい(笑)。




 多分、第2回は無いんじゃないだろうか‥‥。

(03/12/18)



 
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